2009年2月12日、メンター・グラフィックスは、同社のインテリジェント・テストベンチ自動化ツール「inFact」が検証メソドロジOVMをフルサポートした事を発表した。
発表によると今回の「inFact」のOVMサポートにより、OVM準拠の検証コンポーネントおよびシーケンスと「inFact」がのプラグ&プレイで連携することが可能に。具体的には「inFact」のシーケンスをユーザが開発したOVMシーケンスを補完したり、置き換えることが可能となり、インテリジェントすなわち賢く検証シナリオやテストベンチを自動生成する「inFact」の機能によって既存のOVM環境を強化することができる。
「inFact」は、機能仕様ルールから重複の無いテストパターンを自動生成する機能を有しており、バグの無いテストパターンを手間無く効率的に自動生成作成する事が可能。テスト項目と検証対象の機能仕様をルールとしてツールに与えると、目的とするテスト項目に則した冗長性の無い全てのテストパターンを自動生成し、機能カバレッジの向上に貢献する。
昨年7月には、テスト・シーケンスを重複することなく大規模シミュレーションを複数のCPUに分散するための分散処理のマネンジメント機能「Simulation Distribution Manager」が追加されている。
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