2009年2月19日、ザイリンクスは、同社の共同創設者ロス・フリーマン(Ross Freeman)氏がFPGAの発明で2009年の全米発明家殿堂入りを果たした事を発表した。
FPGAを発明したフリーマン氏は、25 年以上前のトランジスタが極めて高価であった時代に、いずれトランジスタのコストが下がり、FPGAがカスタム設計のチップに対する柔軟な代替素子となると予測していたという先見の明の持ち主。ザイリンクスを創設したのが1984年で1989年に逝去。ザイリンクスの創設前は、Zilog社とTeletype社に在籍していた経歴があり、専門的キャリアをスタートさせる前に、ボランティアとしてガーナで数学とエレクトロニクスを教えていたことがあるという。
尚、全米発明家殿堂は2009年5月2日にシリコン・バレーで2009年殿堂入りの記念式典を開催する予定で、ムーアの法則で有名なインテル社の名誉会長Emeritus Gordon Moore氏を始め新たに15人の発明家が殿堂に入る。(2009年殿堂入りのフリーマン氏を含めて殿堂入りの発明家数は累計405名)
全米発明家殿堂 (National Inventors Hall of Fame) は米国の非営利組織で、毎年、特許を取得している発明の中から、人類、社会、経済の進歩を可能にした優れた発明を選び、発明家の殿堂入りを選考している。
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