2009年2月2日、マグマは、同社のフィジカル・ベリフィケーションツール「Quartz DRC」と「Quartz LVS」のバージョンアップを発表した。
発表によるとマグマは、複数マシンによる分散処理などにより「Quartz DRC」と「Quartz LVS」のランタイムを大幅に削減することに成功。更にサードパーティのフィジカル・ベリフィケーションツール(恐らくメンターの物理検証ツール「Calibre」)のファイルをインポートする機能を追加し、他社製品からの置き換えの敷居を下げた。
「Quartz DRC」と「Quartz LVS」は、他社のインプリメントツールとの互換も保持しているが、当然ながら自社のインプリメント環境「Talus」とシームレスに連携できるため、マグマのインプリメントツールを利用する顧客にとっては、「Quartz DRC」と「Quartz LVS」を使えば、物理検証ツールからの不要なデータ変換を省いた効率的な統合インプリ/検証環境を構築できるというメリットが生まれる。
マグマのユーザであるデザイン・コンサルティング会社Fastrack Design社では、Talusベースのデザインフローで、「Quartz DRC/LVS」の新バージョンが従来の検証ツールと比較して約3倍ランタイムが改善されていることを確認したという。
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