2009年2月25日、ケイデンスは、AMDがグラフィックス・チップの開発で同社のアクセラレータ/エミュレータ「Palladium II」を使用した事を発表した。
発表によるとAMDは、世界初のテラフロップス・グラフィックス・チップ「ATI Radeon HD 4800」シリーズのデザイン検証にて昨年ケイデンスのアクセラレータ/エミュレータ「Palladium II」を活用。同グラフィックス・チップは8億トランジスタを集積するAMD製チップで最も複雑なもので、ハードおよびソフトのシステム動作検証にて「Palladium II」が適用された。
AMDのデザインチームは、「Palladium II」を用いてASIC設計サイクルの早期段階で迅速にシステムレベルの検証環境を構築。ソフトウェアのデバッグを加速させTAT短縮と品質向上を実現した。
「Palladium II」は専用プロセッサを搭載したアクセラレータ/エミュレータで、FPGAベースのエミュレータよりも高速かつデバッガビリティが高いのが特徴。最大256Mゲートのデザインに対応できる。
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