2009年1月19日、ESLツール大手のコーウェアは、リコーがCoWare ESL 2.0ソリューションを採用した事を発表した。
発表によるとリコーは、オフィス・オートメーション機器向けの次世代ワイヤレス通信SoC設計において、SoCプラットフォーム・アーキテクチャ設計とSoC完成前のソフトウェアの開発用にCoWare ESL 2.0ソリューションを採用。
具体的には、「CoWare Platform Architect」、「CoWare Virtual Platform」、「CoWare IP Model Library」を導入し、マルチコア・ハードウェアプラットフォーム・アーキテクチャの設計検証と複雑なマルチコア・プラットフォーム向け組込みアプリケーション・ソフトウェアの開発、統合およびテストを実施した。
リコーは、「CoWare ESL 2.0ソリューション」を導入した事で、従来の設計手法とFPGAプロトタイピングを使用した前回の結果と比較して、オペレーティング・システムのポーティング時間とブート・ローダ・ソフトウェアの開発期間を90%削減することに成功したという。
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