2009年1月15日、仮想システム・シミュレーターを手掛ける米VaST Systems Technology社は、NECエレクトロニクス・アメリカが、自動車関連顧客に同社の仮想開発ソリューションを提供する事に合意した事を発表した。
発表によるとNECエレUSAは、北米市場における自動車顧客への営業活動の一環として自社の車載向け32ビットMCU製品と合わせてVaST社のツールを提供。同ツールを提供する事で、顧客のハードウェアプロトタイピングとソフトウェア開発のコスト低減/効率化を実現し、製品の付加価値を高めるという狙い。
VaST社とNECエレUSAは2007年より協業を進めており、VaST社は既に自社シミュレーター用の仮想モデルとして複数のNECV850シリーズのモデルを提供している。
VaST社のシミュレータ「CoMET」は、高速かつ高精度なシミュレーション能力を売りにコンスーマ機器や車載ECUなどのソフトウェア開発で利用されているツール。VaSTは、ルネサステクノロジとも車載向けマイコン関連でパートナーシップを結んでいる。
|ページの先頭へ|