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Electronics Design and Solution Fair 2009に出展していたSTARCのブースレポート。
STARCの標準化活動の成果については、既に「TLモデリングガイド第2版」と「IP機能検証ガイド」のリリースを既にレポートしたが、実は成果がもう一つ。
広島大学との共同研究によって開発した高耐圧トランジスタモデル「HiSIM_HV」の標準化を完了し、一般公開を開始した。
「HiSIM_HV」は、STARCが広島大学と共同開発した回路設計用次世代トランジスタモデル「HiSIM」の高耐圧トランジスタ向け拡張モデルで、2007年12月にトランジスタモデルの国際標準化組織CMC(Compact Model Council)の投票で標準モデルに選出され、その後CMCメンバーの要求に基づき機能拡張。その後機能拡張とその検証を完了し、昨年12月に標準化認定が晴れて完了した。
HiSIM_HVモデルは、標準モデルに選定された2008年1月当時は「HiSIM-LDMOS」と呼ばれていた。その後、LDMOSのみでなく幅広い構造の高耐圧トランジスタ用にモデル拡張されたことからHiSIM_HVに名称変更された。
現在、「HiSIM_HV」は広島大学HiSIM研究センターにて一般公開中。Webサイトからモデルをダウンロードできる。
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