Electronics Design and Solution Fair 2009に出展していた礎デザインオートメーションのブースレポート。
礎DAはCコードの最適化ツール「FP-Fixer」を展示。同製品は、Cコード中の浮動小数点変数を固定小数点変数に自動的に変換するツールで、 2007年にET2007 LSIオブザイヤー優秀賞、東京都ベンチャー技術大賞優秀賞、2008年中小企業優秀新技術・新製品大賞奨励賞を受賞している。
「FP-Fixer」は、Cアルゴリズムをハードウェア化するハードウェア設計者のニーズを主なターゲットとしているが、ここ最近はソフトウェアのパフォーマンス向上を目的としたユーザーが増加中。車載ソフトの最適化などでも利用している顧客がいるとの事。現在、動作合成ツール「Cyber Work Bench」を取り扱う図研が代理店として同製品を販売しているが、Cyberに限らず動作合成ツールとの組み合わせた利用を検討する顧客も多いという。
2月末を目処にリリース予定の次期バージョンでは、ツールのパフォーマンスアップが図られると同時に、細かな新機能も実装される予定と聞いた。
尚、礎DAではツール販売の他にSystemCモデル開発やSystemC言語トレーニングもサービスとして提供中。2月からは、SystemC TLM2.0の新セミナーも定期開催するという。
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