Electronics Design and Solution Fair 2009に出展していたCLK DESIGN AUTOMATIONのブースレポート。
今回新興ベンダーブースに出展したCLK DESIGN AUTOMATION, INC.
次世代STAとして65nm以降、45、32nmをターゲットとした技術を提供している。そのウリは高速、大規模対応、そしてもちろん精度にも自信ありとのことだが、ユニークなのは解析するだけではなく、自動で直す、ということ。すなわちタイミングの最適化を行ってしまう。タイミングエラーがあるのはわかるが、どうやって解決するかが大変!という設計者のストレスを軽減してくれそう。
コンピュータが得意なのは、解析し数値としてレポートすることだが、その結果従来ツールでは同期回路で0 skewにこだわりすぎる余り弊害が起きていた。CLK DESIGN AUTOMATIONはuseful skewという概念を導入。タイミングの問題をグラフ化し俯瞰的にバランスを見た上で、ひずみを把握し絞り込んでチューニングする。
WorldWideのインストール・ベースは米国、台湾で先行しているが、日本でも引き合いが増え評価が行われている。
当初は入海氏が日本でのプロモーションを行っていたが、現在は作内氏、安達氏の2名体制でCLK DESIGN AUTOMATION, INCとして販売活動を展開中。
※CLK DESIGN AUTOMATION
http://www.clkda.com/index.html
= レポーター 山田佳子 =
レポータープロフィール:
EDAツールのアプリケーション・エンジニアとして業界の成長とともにフロントエンドからバックエンドまで幅広い設計技術を経験。
好奇心と情熱に突き動かされるまま、様々な活動を展開中。
わくわくする技術とビジネスを語り合いながら飲めれば幸せ。
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