2009年1月21日、シーケンシャル等価性検証ツール「SLEC」を手掛ける、米Calypto Design Systems社は、英ARC社による消費電力最適化ツール「PowerPro CG」の成功事例を発表した。
発表によるとARCはカリプトと協同でビデオ・コーディング・プラットフォーム「ARC AV 401」の消費電力削減に挑戦。カリプトの消費電力最適化ツール「PowerPro CG」を用いてビデオ・コーデック部の最適化を行ったところ、200Mhzで動作するプラッフォトーム構成において約15%の電力削減を実現。「ARC AV 401」は、既に低電力化されたプラットフォームであったにも関わらず、更なる消費電力の削減に成功した。
「PowerPro CG」は、複数のクロック・サイクルをまたいで回路の動作を解析、ゲーティング可能な論理を特定し、元のRTL コードに対してシーケンシャルなイネーブル論理を挿入。可能な限りクロック・ゲーティングを行うことで、消費電力の削減を実現するツールで、これまでに顧客のデザインで最大60%の電力削減を実現した実績もあるという。
※ARC社
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