2009年1月12日、ケイデンスは、富士通マイクロエレクトロニクスが同社のローパワーソリューションを活用し、65nm モバイルWiMAXの設計を成功させた事を発表した。
発表によると、富士通マイクロエレクトロニクスは、富士通のリファレンスデザインフロー3.0を用いて65nm モバイルWiMAXのデザインをテープアウト。同フローにはPower記述フォーマット「CPF」をベースとしたケイデンスのローパワー技術が取り入れられており、富士通マイクロエレクトロニクスはそれら技術によってリーク電流を88%、全体的な消費電力を36%も削減する事に成功。インプリメント環境「Encounter」の自動パワーシャットオフ機能やPLI不要でパワーシャットオフをシミュレーションできる「Incisive」の検証機能などが活用されたという。
※CPF:Common Power Format
尚、ケイデンスが中心となって組織しているCPFベース低電力設計の推進組織PFI(Power Forward Initiative)では、Low Power設計のためのメソドロジ・ガイドおよび事例集を発行しており、日本ケイデンスのサイトから日本語版をダウンロードできる。
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