2008年10月1日、国内EDA大手のジーダットは、米Legend Design Technology 社の新製品「Model Diagnoser」の販売開始を発表した。
プレスリリース:http://www.jedat.co.jp/NewsRelease081001.html
「Model Diagnoser」は、スタンダードセル、IOセル用遅延、タイミングライブラリの検証ツールで、プロセスの微細化に伴いより高精度な特性解析が求められるライブラリ作成用のツールとして開発されたもの。
従来、セルライブラリは、ライブラリ生成ツールとSPICEシミュレータ、そして設計者の経験とノウハウを使って作成されていたため、不良などのリスクが混入する危険があった。
「Model Diagnoser」を使えば、ユーザが保有しているライブラリのタイミング値や遅延値の不良を検出することが可能で、メタ・スタビリティを自動で観測し、ライブラリ内部に潜むリスクをレポートとして出力。検出された不良やリスクは、オプションの「Automatic adjust Margin機能」を使用して自動修正することもできるという。
ジーダットはこれまでにもLegend社製品を国内で販売・サポートしてきた実績があり、今回発表した新製品「Model Diagnoser」は、1年間で約20セットの販売を見込んでいる。
尚、ジーダットは10月15日、17日に開催するプライベートショウ「JEDAT EDA Fair 2008」で、「Model Diagnoser」を紹介する予定。
※株式会社ジーダット
http://www.jedat.co.jp/
※Legend Design Technology社
http://www.legenddesign.com/
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