2008年10月13日、ベルギーの研究機関IMECは、東芝が同社の動的再構成プロセッサ技術のライセンスを取得した事を発表した。
発表によると東芝がライセンスを取得したのは、IMECが次世代の携帯端末向け技術開発プログラム「M4:Multi-mode Multimedia Program」で開発した、「ADRES」と呼ばれる動的再構成プロセッサのテンプレートとその開発環境(コンパイラ)。
ADRES:architecture for dynamically reconfigurable embedded systems
「ADRES」は、シングルおよびマルチ・プロセッサで構成されるワイヤレス・システムやマルチメディア処理システム向けに開発されたプロセッサ・アーキテクチャで、東芝は同技術をマルチプロセッサ・ワイヤレス・ベースバンド・システムのチップ開発に適用する予定。同技術によってギガビット/秒というスピードで無線ダウンロードが実現できるという。
尚、IMECは、ギガビット/秒の復調を実現するプロセッサの開発でも東芝と協力していく予定だとしている。
※IMEC:http://www2.imec.be/
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