2008年10月28日、シノプシスは、同社のスキャン回路自動圧縮ツール「DFT MAX」の採用企業が100社を突破した事を発表した。
プレスリリース:http://synopsys.mediaroom.com/index.php?s=43&item=621(英文)
シノプシスによると、LG、NVIDIA、ルネサス、東芝、SAMSUNGなどを含む半導体100社以上が「DFT MAX」を導入。発表では触れられていないが、国内では三洋半導体、シャープ、OKIセミコンダクタ(旧沖電気半導体部門)などでも「DFT MAX」が採用されている。
「DFT MAX」の利用メリットは、そのスキャン回路自動圧縮機能によってテストデータのボリュームを大幅に削減できる点にあり、多くの実例でテストデータを100分の1程度に削減した実績がある。テストデータの削減は、テスト工数・テストコストの削減という成果に繋がると同時に複数回テストの実現によりテスト品質の向上という恩恵も創出可能。シノプシスのインプリメントフローを利用していれば、フィジカル設計を考慮した予見性の高いテスト設計を行えるという利点もあるほか、ATPGツール「TetraMAX」と組み合わせて利用すれば、歩留まり低下に影響するテスト時の過度な電力消費も抑えることができる。
これら数多くのメリットが浸透し、多数の企業で「DFT MAX」の採用が進んでいるようだ。
※日本シノプシス株式会社
http://www.synopsys.co.jp
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