2008年7月8日、ケイデンスは、松下電器産業の半導体社が先端ノードによるアナログ・ミックスシグナル設計向けに、「Virtuoso custom design platform」の最新版6.1を採用したと発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h20-7-8.html
発表によると、松下が採用した「Virtuoso IC 6.1」は、ケイデンスと松下の共同開発によって産み出された製品で、松下社内では既に最先端ノードのカスタム設計と検証で「Virtuoso IC 6.1」を使用しTAT短縮に成功。また、「Virtuoso Analog Design Environment」 と、「Virtuoso Layout Suite XL」を併用し、生産性の向上を高めているほか、IPの再利用とマイグレーションのために、「Virtuoso Layout Migrate」も採用しているという。
カスタム、アナログ・ミックスドシグナル設計ツールは、ケイデンスのツールがデファクトとして君臨しているが、ここ最近、マグマをはじめ多くのベンチャーが既存技術の置き換えソリューションを発表しており、アナログニーズの高まりと共に、にわかに市場が活性化しつつある。
そういった状況の中、今回の発表は、カスタム/アナログ分野におけるケイデンスの存在感を改めて示した形となる。
※松下電器産業株式会社
http://panasonic.co.jp/semicon/
※日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
http://www.cadence.co.jp/
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