2008年7月30日、ケイデンスは、沖電気工業のシステムメモリ部門が検証メソドロジ「OVM」を採用し検証工数の削減に成功したことを発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h20-7-30.html
発表によると、OKIのシステムメモリ部門は、コンシューマ機器向けのメモリ・コントローラの検証プロセスを改善し、開発スピードを加速するという目的で「OVM」を採用。「OVM」を適用することで検証環境開発を効率化し、テストベンチを従来手法よりも30%少ないコード数で開発することに成功した。(開発したのは、Universal Verification Componentsと呼ばれる検証用IPで、ポータブル機器用ホスト・プロトコルやSPI、メモリ・インターフェース向けに、プラグ・アンド・プレイで利用することができる。)
また、OKIの検証チームは、開発早期段階でのバグ検出に向けてケイデンスの「Incisive Enterprise Simulator」に含まれる、オブジェクト指向のデバッグ機能「SimVision」も活用。既存の検証メソドロジを生かしたOVMの検証環境によって、プロジェクトの初期段階から検証作業を開始し、プロジェクト全体の検証時間と検証コストを削減することができたという。
※日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
http://www.cadence.co.jp
|ページの先頭へ|