2008年5月28日、シノプシスは、SystemVerilogベースの検証メソドロジ「VMM」のソースコード(VMM標準ライブラリやVMM Applicationなど)をApache 2.0オープンソース・ライセンス方式で公開すると発表した。
※VMM:Verification Methodology Manual for SystemVerilog
プレスリリース:http://www.synopsys.co.jp/pressrelease/2008/20080528.html
発表によると、シノプシスの包括的なVMM資産は既に下記Webサイトにて公開されており、、無償でダウンロード可能。http://www.vmmcentral.org
同Webサイトでは各種ライブラリやアプリケーション、ドキュメントをダウンロードできるほか、VMMユーザコミュニティサイトとしてVMM関連の様々な情報を入手できる。
シノプシスは、検証手法の標準化活動に向け、つい先日VMM資産をAccelleraに寄贈することを発表したばかり。完成度は高いがオープンではないと指摘されていたVMMであったが、今回のソース公開によって対抗馬のOVMに先行されていたオープン性の壁は一気に無くなり、Accelleraの検証手法標準化活動にも大きく影響を及ぼすと思われる。
ちなみに来週アナハイムで開催される45thDACでは、最終日の12日にVMM/OVM検証関連の下記パネルセッションが開催される。
「Your Functional Verification Roadmap: OVM&knm VMM&knm or Roll Your Own? 」
http://www.dac.com/events/eventdetails.aspx?id=77-111
※日本シノプシス株式会社
http://www.synopsys.co.jp
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