第45回DACに出展していたBluespec社のブースレポート。
Bluespecは、この5月から日本でもサイバネットが代理店販売を開始。ここ最近のHOTな話題をブースで顧客対応を行っていたサイバネットの江頭氏に聞いた。
江頭氏によると、DACと併設されている学会「MEMOCODE 08」で行われた「Co-Design」コンテストにて、Bluespecを使ったMITチームが断トツの優勝。XilinxのFPGA上のPowerPCコア8個で実行されているソフトウェアを高速化するというのが、コンテストの命題で、与えられた期間は僅か4週間。MITチームは3人で3週間かけて2通りの回路実装。その結果、元の実行速度に対して1100倍の高速化を実現したという。(2位のチームは100倍の高速化)
※コンテストの結果
→http://rijndael.ece.vt.edu/memocontest08/everybodywins/#results
また、未確認ではあるが、東京大学も参画しているスーパーコンピューターの開発プロジェクトにおいても、BluespecのESL合成ツールが用いられているとの話で、まもなくテープアウトが予定されていると聞いた。
日本での製品展開は始まったばかりであるが、既に北米/EURO市場では、NOKIA、STマイクロ、Qualcomm、IBM、TI、AnalogDevicesなど複数の大手企業がBluespec製品を利用中で、その実力から、今後日本においてもESL市場に新たな風を巻き起こす事は間違いない。
※Bluespec社
http://www.bluespec.com
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