2008年4月7日、ケイデンスは、STARCが同社のスタティック・タイミング解析ツール「Encounter Timing System」を低消費電力設計向けリファレンス・フロー、「PRIDE」バージョン2.0の一部に統合したと発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h20-4-7.html
STARCの「PRIDE」リファレンス・フローは、STARCが開発する65nmプロセス設計メソドロジ「STARCAD-CEL」の一つのフローで、ケイデンスのインプリメントツールを中心としたもの。もう一つのフローとして、シノプシスのインプリメントツールを中心とした「Eagle」フローがある。
今回「PRIDE」フローで採用されたケイデンスの「Encounter Timing System」は、STA(スタティック・タイミング解析)とSSTA(統計的タイミング解析)を単一のエンジンで実行する統合されたタイミング・サインオフ環境で、一貫した高精度なモデリングや強力なデバッグ機能が特徴。単一の環境で信頼性の高いサインオフ・タイミング解析を実現できる。
もう一方の「Eagle」フローではシノプシスのSTA/SSTAが採用されているが、そちらは2種類のツールを組み合わせ、コストと精度のトレードオフを行う形をとっている。
※STARC:株式会社半導体理工学研究センター
http://www.starc.jp
※日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
http://www.cadence.co.jp
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