2008年3月6日、シノプシスは、組込みメモリIPを手掛ける米Novelics社と提携し、新たにメモリIP市場に進出することを発表した。
プレスリリース:http://synopsys.mediaroom.com/index.php?s=43&item=545(英文)
シノプシスは今回Novelicsと提携することで、Novelicsの提供している組込みメモリIP「coolSRAM-1T」を「Design Ware」シリーズの製品として「DesignWare coolSRAM-1T」として販売する。
「DesignWare coolSRAM-1T」は、高い集積度を特徴とする組込みメモリIPで、標準的な6T SRAMと比較して3倍相当の集積度を実現。一つのSoCの中により多くのメモリを実装することができる。論理用のバルクCMOSプロセスで製造できるため、製造コストの増加を招くことはなく、チップの低消費電力化とコスト低減に貢献する。
尚、シノプシスは「DesignWare coolSRAM-1T」の他にハイパフォーマンス&ローパワーを実現するsingle port 6T SRAMと dual port 8T SRAMも提供予定で2008年Q1中にデリバリーを開始する。
ちなみに、Novelics社のメモリIPは、日本国内ではイノテックが代理店として販売している。
※日本シノプシス株式会社
http://www.synopsys.co.jp
|ページの先頭へ|