2008年3月6日、ハードウェアベースの検証環境を手掛ける仏EVE社は、3月10日からミュンヘンで開催されるDATE(Design&Automation and Test in Europe)にて新製品「ZeBu-Personal」を披露することを発表した。
プレスリリース:http://www.eda-express.com/edalibrary/files/1204811787.pdf
EVEの発表によると新製品の「ZeBu-Personal」は、同社のエミュレーション・システムZebuシリーズの中で最も低コストの製品で、その価格は6ヶ月間のレンタルで24000米ドル。Xilinxの「Virtex5-1LX330」、2ギガビットのDDR2 SDRAM、512メガビットのSSRAMを搭載。エミュレーション速度は60MHz(システムクロック300 MHz)に達し、最大500万ASICゲートまで対応できる。
また、EVEの特許技術「リコンフィギャラブル・テストベンチ(RTB)」を利用でき、メモリ/レジスタのリード・ライト、継続的に取り込んだ内部信号の各種波形出力(Novasフォーマット、Synopsysフォーマット、VCD)などが可能。
更に既存のZebuシリーズで利用されているPCIe、USB、Ethernet、LCDなどのトランザクタも使えるほか、ZeBu-UFでもサポートしているインサーキットエミュレーション(ICE)インタフェース、Mictor、ERNI、Samtechなどの高速ブリッジ(PCI、PCI-X、ビデオ、オーディオ、ICEコネクタ)も接続できる。
EVEは、新製品「ZeBu-Personal」を既存の「ZeBu-UF」よりも更に手軽かつ低コストで利用できるコストパフォーマンスの高い製品と位置づけており、高速ハードウェアテストやハードウェアとソフトウェアの協調検証、組込みソフトウェアの検証など、デザインサイクルを通じて様々な用途で使用することができるとしている。
※日本イヴ株式会社
http://eve-japan.co.jp
|ページの先頭へ|