2008年2月27日、マグマは、同社初となるミックスドシグナル設計向けの統合プラットフォーム「Titan」を発表した。
プレスリリース:http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2008022704.html
マグマの発表によると「Titan」は、デジタル設計フローとミックスドシグナル設計フローの統合を目指して、マグマの統合データモデルをベースに開発されたプラットフォームで、新製品のミックスドシグナル向けレイアウトツール「Titan Chip Finishing」に既存のツールを統合したもの。デジタルICインプリメンテーション環境「Talus」、回路シミュレーター「FineSim」、新製品のトランジスタ・レベル抽出ツール「QuickCap TLx」、フィジカル・ベリフィケーション「Quartz DRC/Quartz LVS」とシームレスに繋がり、ミックスドシグナル・デザインの設計、解析、検証を加速させる。
新製品の「Titan Chip Finishing」は、従来フローでは手作業で処理されていたチップ・フィニッシングを自動化するツールで、ミックス・シグナル・レイアウトをTalusの配置配線機能と統合しており、効率的な制約ベースのアプローチを通じてアナログや特殊ネットの配線を完全に自動化。大規模デザインにも対応しており、Quartz DRC、Quartz LVSとのインタフェースを通じて、レイアウトの変更を迅速に検証/解析することが可能だという。
マグマのミックスドシグナル設計向けのソリューションというと、これまでは回路シミュレータの「FineSim Pro」、「FineSim SPICE」の2製品しかなかったが、今回発表された「Titan Chip Finishing」を中心とした「Titan」プラットフォームにより、その幅は一気に拡大。マグマのCEO Rajeev Madhavan氏は、今回の発表を「マグマ社の歴史の新たな1ページ」と語っている。
マグマ・デザイン・オートメーション株式会社
http://www.magma-da.co.jp
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