EDSF2008に出展していた、プロトタイピング・ジャパンのブースレポート。
プロトタイピング・ジャパンのブースでは、昨年国内販売総代理店となった、独ProDesign社のASICプロトタイピング・システム「CHIPit」を中心に展示を行っていた。
代表取締役の鳥本氏によると、「CHIPit」はXilinxのVirtex‐5をベースとしたプロトタイピング・システムで、最上位の「Platinum」という製品でVirtex-5を最大21個搭載し、3000万ゲートのデザインに対応可能。専用の検証用ソフトが付属されており、ロジアナと接続したエミュレータライクなデバッグも可能で、独自の高速バス・インタフェースによって、プロトタイピング・ボードに有りがちなボードとPCのコミュニケーションの問題もクリアしている。
また、「CHIPit」は、スイッチング・デバイスのOn/Offによって搭載するFPGAの接続が切り替えられる構成となっており、このシステムに応じた専用のパーテショニング・ツールも用意(オプション)。同ツールは最近開発されたばかりの新製品でその公開は今回のEDSFairが初。専用パーテショニング・ツールを利用すれば、市販の汎用ツールよりも最適な形でRTLをFPGAにマッピングできるという。
尚、「CHIPit」の販売実績について聞いたところ、ワールドワイドで計300台は出荷実績が有るとの事。合わせて展示していたXilinのFPGA専用の動作合成ツール「SystemCrafter」については、国内で20本ほどライセンスが出ていると聞いた。
※プロトタイピング・ジャパン株式会社
http://www.prototyping-japan.com
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