2008年1月16日、PCB設計向けの支援ツールを手掛けるNEC情報システムズは、プリント基板上のノイズを抑制する支援ツール「DEMITASNX」のバージョンアップを発表した。
プレスリリース:http://www.nec-nis.co.jp/topics/news/news_080116.html
「DEMITASNX」は、2001年に発売されたNEC情報システムズ独自開発のツールで、独自のノウハウに基づいたデザインルール・チェックを行うことで、プリント基板上のノイズ(EMI)の原因を試作前に除去するというもの。常に細かな機能強化が進められている製品で、昨年の7月、10月にも製品がバージョンアップされている。
今回リリースされた最新の「DEMITASNX Ver3.9」では、独CST社製電磁界解析ソフト「MW STUDIO」との連携を実現するデータのエクスポート機能が新たに搭載され、これにより、「DEMITASNX」が検出した問題箇所のレイアウト情報を「MW STUDIO」へ送る事が可能となり、プリント基板の試作・評価前に基板上のEMC問題箇所を特定し改善設計を行うフローが実現できる。
尚、NEC情報システムズは、「DEMITASNX」のバージョンアップと合わせて、昨年発表した新製品「PIStream」の製品出荷も開始。「PIStream」を使えば、LSIの電源供給系に発生する電源ノイズの抑制も設計段階で実現できるようになる。
※「DEMITASNX」および「PIStream」の両製品は、16日から東京ビッグサイトで開催中の「プリント配線板EXPO」にて展示中。
※「DEMITASNX Ver3.9」および「PIStream」に関する詳細は、株式会社NEC情報システムズにお問い合わせ下さい。
製品URL:http://www.demitasnx.com
NEC情報システムズ:http://www.nec-nis.co.jp
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