2008年1月17日、米MathWorks社製品をはじめ、CAE/ITソリューションを提供しているサイバネットシステムは、米MathWorks社との日本国内における販売代理店契約を、2009年6月30日を以って終了することを発表した。
プレスリリース:http://www.cybernet.co.jp/documents/pdf/press/2007/080117.pdf
サイバネットによると、販売代理店契約終了後、MATLABをはじめとするMathWorks社製品は、MathWorksの日本法人が引き継ぐ事になっており、サイバネットは、MATLABを用いた受託開発・受託解析サービスやMATLABパートナープロダクトの開拓に注力する予定。
MathWorks社製品関連の売上はサイバネットの売上の3割以上を占めていたが、サイバネットは、最近3年間および来期投入予定の新規有力ソフトウェア群の販売拡大と、自社グループのソフトウェア開発体制を強化することで、その影響は小さいものと予想。しかし、株式市場ではここ数日でサイバネットの株は大きく値を下げている。
MathWorks社のMATLAB/Simulink製品は、エレクトロニクス分野に限らず様々な分野で幅広く導入の進むシステム開発の基幹製品で、ここ最近のESL手法の高まりと合わせMATLAB/Simulink関連のEDAツールも増え、EDAの世界でもより身近な存在(製品)となりつつある。
※サイバネットシステム株式会社
http://www.cybernet.co.jp
※MathWorks社
http://www.mathworks.com
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