カリプトは、シーケンシャル等価性検証ツール「SLEC」と合わせて、昨年新製品としてリリースした消費電力最適化ツール「PowerPro」を展示。国内では初となるデモを披露していた。
「PowerPro」ファミリ製品の一つとしてリリースされている「PowerPro CG」は、RTLレベルの消費電力最適化ツールで、クロックゲーティング手法を駆使してRTLコードを最適化し、不要な回路動作を減らすことによって消費電力を削減するというもの。
説明してくれたテクニカルアカウントマネージャーの山本氏によると、「PowerPro CG」は北米市場で順調に動き出しており、既に数社の顧客が「PowerPro CG」を用いてテープアウトした実績が有るとの事。
日本の顧客はツールに対する要求レベルが高いため、これまでは開発現場の近く(北米市場)での営業に注力していたとの事だが、実績と合わせて製品も固まってきたため、いよいよ日本での「PowerPro」の営業を本格化していくという。
尚、シーケンシャル等価性検証ツール「SLEC」の方は、最近、動作合成ツール向けのアドオン機能を追加。メンターやフォルテなど各社独自の言語拡張に対応するもので、デザインにおけるポートの抽象化や任意のビット幅指定などにも対処できるとしている。
※カリプト・デザイン・システムズ株式会社
http://www.calypto.com
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