EDSF2008に出展していた、シーケンスデザインのブースレポート。
シーケンスデザインは、この2月にリリース予定の新製品「Columbus Rail Check」を展示。「Columbus Rail Check」は、アナログ設計向けの電源配線検証ツールで、配線の抵抗値を抽出してフォーマル検証を実行。もう一つ、春にリリースされる新製品「Columbus Rail Analyzer」は、アナログデザインにおける電源配線のエレクトロマイグレーション解析を実行できるという。
また、RTLレベルでの消費電力解析ツール「Power Theater Explorer」は、2月にPowerフォーマット「CPF」をサポートした新バージョンがリリースされるほか、新たにRTLの最適化機能(消費電力の面で最適化されたRTLを出力)が追加され、今年のDAC頃には正式リリースされる予定との事。もう一つのPowerフォーマット「UPF」への対応も平行して進められていると聞いた。
尚、EDSF2008開催前に米国で発表されたプレスリリースによると、シーケンスのRLC抽出ツール「Columbus-AMS」のユーザーであるNECは、スーパーコンピュータ「SX-9」の新型プロセッサ(65nm)の開発に「Columbus-AMS」を適用。1コアで102.4GFLOPSという超高速演算能力を持つ同プロセッサは、既にテープアウトに成功しているという。
プレスリリース:http://www.sequencedesign.com/newsevents/011608.php
※シーケンスデザイン株式会社
http://www.sequencedesign.com
|ページの先頭へ|