EDSF2008に出展していた、Anova Solutionsのブースレポート。
アノーバは、昨年富士通に標準採用された統計的タイミング解析ツール「ChronoVA」を展示していた。
アノーバ・ソリューションズ株式会社、代表取締役の札抜氏によると、富士通では昨年の採用以降、11頃からかなり積極的に「ChronoVA」が利用されるようになってきており、札抜氏が知る限り少なくとも数製品は同ツールでテープアウトされた実績があるとの事。実際に「ChronoVA」を適用する事によって、動作周波数で10%は改善されるという。
SSTAは騒がれている割には製品への適用例が少ないが、札抜氏曰くそれは「信頼性の問題」で、SSTAによってタイミングマージンを削った結果、歩留まりが落ちる事を設計現場は危惧しているのではないか?との事。当然、アノーバのSSTAに関しては、デバイスデータの設計側への変換、すなわちモデル化を高い精度で正確に行っているため、そのような心配は一切無く安心して製品にも適用できるという話だった。
※株式会社アノーバ・ソリューションズ
http://www.anova-solutions.com
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