2008年1月4日、MATLABからのアルゴリズム・インプリメンテーションに関連したソリューションを手掛ける、米Catalytic社は、英Celoxica社のESL事業を300万ドル(約3.3億円)で買収したことを発表した。
プレスリリース:http://www.catalyticinc.com/news/press-release/jan4-2008.htm(英文)
発表によると今回CatalyticがCeloxicaから獲得したのは、C言語ベースの動作合成ツール「DK Design Suite」、SystemCベースの動作合成ツール「Agility Compiler」、画像およびビデオ処理用のIPコア ライブラリ「PixelStreams」、3種類のESL製品と評価用のFPGAボード「RCシリーズ」で、買収に伴い18名のスタッフがCeloxicaからCatalyticへ移籍し、新設されるCatalyticのテキサス、日本、イギリスのオフィスで勤務する予定となっている。
Celoxicaは、英Oxford大学での研究成果をベースとした独自C言語の動作合成環境「DK Design Suite」によって、初期のESL市場において多数の顧客を獲得。2005年にはロンドン証券取引所(LSE)のAlternative Investment Market(AIM)にて上場を果たした。2006年頃からはESL製品の販売から、ハイパフォーマンス コンピューティング ソリューションの提供へとそのビジネスモデルをシフトしはじめ、金融やライフサイエンス、地下資源探査といった分野で実績を上げていた。
ワールドワイドで100を超えるCeloxicaのESL製品の顧客は、今後Catalyticがサポートする事になり、Celoxicaはハイパフォーマンス コンピューティング ソリューションに特化した事業活動を進めていくという。
※Catalytic社
http://www.catalyticinc.com
※Celoxica社
http://www.celoxica.co.jp
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