2008年1月14日、シーケンシャル等価性検証ツール「SLEC」を手掛ける、米Calypto Design Systems社は、同社製品「SLEC System」の動作合成向けのオプション機能「SLEC System-HLS」を発表した。
プレスリリース:http://www.eda-express.com/edalibrary/files/1200362154.pdf
Calyptoによると、新たなオプション機能「SLEC System-HLS」のHLSは、High Level Synthesisの略で、動作合成ツール特有の言語拡張をサポートするほか、「SLEC System」を用いて動作合成前後のモデル(入力となるC/SystemCと出力されるRTL)の等価性を検証する際に必要となる、「検証セットアップ」を自動化することができる。
具体的には、メンター社の「Algorithmic C」データ・タイプや、フォルテ・デザイン・システムズ社の「System C Modular Interfaces」をサポートしており、動作合成ツール「Catapult C」及び「Cyntesizer」のユーザーは、「SLEC System-HLS」を用いる事でテストベンチの記述やシミュレーションを行うことなく、システム・レベルのモデルから合成されたRTLコードを包括的に検証することが可能となる。
尚、発表された「SLEC System-HLS」は、最新の「SLEC 3.0」リリースに含まれるもので、「SLEC 3.0」ではその他に、キャパシティーの向上やシステム・レベル・デザインに向けた最適化も施されており、言語処理能力に関してはこれまでの合成サブセットの域を超え、動的なメモリの獲得や取り扱い、幅広いポインタの利用など、より広範囲のコーディング・スタイルをサポートしているという。
※「SLEC System-HLS」に関する詳細は、カリプト・デザイン・システムズ株式会社までお問い合わせ下さい。
http://www.calypto.com
※フォルテ・デザイン・システムズ株式会社
http://www.forteds.com/japan/
※メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
http://www.mentorg.co.jp
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