2007年12月26日、Windowsベースのアナログ/ミックスドシグナル設計向けEDAツールを手掛ける、米Tanner EDAは、米Tiburon Design AutomationからVerilog-A シミュレーション モジュールのライセンス供給を受けたことを発表した。
プレスリリース:http://www.tanner.jp/EDA/_PDF/PR_2007/071226_VerilogA_Tiburon2.pdf
Tannerによると、Tiburonから提供されるVerilog-Aコンパイラ(Verilog-A シミュレーション モジュール)は、同社の回路シミュレータ「T-Spice」にバンドルされ、Verilog-A対応のアナログ回路シミュレータとして製品化される予定で、新製品「HiPer Simulation」として2008年Q1にリリースされる。
「T-Spice」は、Windows上で稼動する回路シミュレータで、シノプシスの「HSPICE」およびケイデンスの「P-Spice」のネットリストフォーマットを直接読み込むことが可能。Simulation Manager機能やデバイス モデリング機能も含まれており、トランジスタモデルは、PSP、BSIM3.3、BSIM4.5、BSIM SOI、EKV、MOS11、MOS20、VBIC、MEXTRAMをサポートしている。
TiburonはVerilog-Aコンパイラの専門メーカーとして、Verilog-AMS 2.2に準拠したEDAツール向けの「Verilog-A シミュレーション モジュール」を提供しており、そのモジュールはAgilent社のRF設計環境などでも採用されている。今回、同モジュールを利用する事で、Tannerは短期間でのVerilog-Aサポートを実現。設計者にTAT短縮を実現するハイレベルなシミュレーション・ソリューションを提供できるようになる。
尚、「HiPer Simulation」の国内販売価格は173万円から。年明けの1月24・25日に開催されるElectronic Design and Solution Fair2008にて実機デモが披露される予定となっている。
※「HiPer Simulation」に関する詳細は、タナーリサーチジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.tanner.jp/
※Tiburon Design Automation社
http://www.tiburon-da.com
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