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ケイデンスとARMが新たに2つのリファレンス・メソドロジを発表>>マルチコア向けと低消費電力設計向け

2007年12月10日、ケイデンスとARMは、両社で共同開発した2つの新しいインプリメンテーション・リファレンス・メソドロジを発表した。

プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h19-12-10.html

今回発表されたリファレンス・メソドロジは、ARMのマルチコア・プロセッサ「ARM11 MPCore」と、低消費電力化技術「IEM」を搭載した低消費電力設計向けのプロセッサ「ARM1176JZF-S」を対象としたもので、いずれのメソドロジもPowerフォーマット「CPF」をサポートしており、Multi Supply voltage(多電源供給)や、Power Shut-Off(電源遮断)といった先進の消費電力設計技術を自動化することが可能。 「ARM1176JZF-S」プロセッサ向けのリファレンス・メソドロジは、CPUの消費電力を60%以上も削減する「IEMテクノロジ」をサポートし、IEMテクノロジが活用する「DVFS」技術にも対応している。
※IEM:ARM Intelligent Energy Manager
※CPF:Common Power Format
※DVFS:Dynamic Voltage and Frequency Scaling

尚、ケイデンスは、「ARM Cortex-A9」プロセッサや「ARM Coretex-A9 MPCore」マルチコア・プロセッサなど、最新のARMプロセッサ向けの新しいリファレンス・メソドロジも開発しており、2008年の第一四半期に製品リリース発表と同時に新たなリファレンス・メソドロジをリリースする予定となっている。

※ケイデンスのARMリファレンス・メソドロジに関する詳細は、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社にお問い合わせ下さい。
http://www.cadence.co.jp

※アーム株式会社
http://www.jp.arm.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2007/12/10 )

 

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