2007年7月9日、ケイデンスは、論理設計と物理設計のギャップを埋める「Cadence Logic Design Team Solution」の新機能「design with physical」を発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h19-07-10.html
ケイデンスの「Logic Design Team Solution」は、フロントエンドの論理設計の時点で様々な設計制約を考慮・管理することによって、バックエンド工程との不要なイタレーションを無くした予測性の高い設計を目指すというもので、検証、低消費電力設計、物理設計、テスト設計と大きく4つの柱で構成されている。
今回発表された新機能「design with physical」は、論理設計と物理設計とのギャップを無くし、「フロントエンドの時点で如何にレイアウトを考慮するか」という課題にフォーカスしたもので、具体的には、不要なタイミングマージンを排除した論理合成を実現。高速配置配線ツール「First Encounter」によるトライアル的な配線結果(仮想プロトタイピング結果)が、論理合成ツール「RTL Compiler」に戻されることによって、レイアウト上の短配線だけでなく、長い配線についても考慮したタイミング精度の高い合成が可能となる。
論理設計者には馴染みの無い配線情報をツール間インタフェースの統合によって、プッシュボタン方式で論理合成ツールに取り込めるため、論理設計者は特に意識する事無くこれまで通りの設計スタイルで回路品質を向上可能。合わせて物理設計側とのイタレーションを減らす事ができるという所がこの「design with physical」のミソと言える。
尚、発表された「Logic Design Team Solution?design with physical」については、今週の12日、13日と開催されるケイデンスのプライベートショー「DA SHOW/CDNLive! Japan」にて詳しく紹介される予定。別途、スペシャルトラックも用意されているという。
※「Logic Design Team Solution」に関する詳細は、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社にお問い合わせ下さい。
http://www.cadence.co.jp
※「DA SHOW/CDNLive! Japan」に関する詳細はこちら。
http://www.cadence.co.jp/dashow2007/
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