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【DAC続報】シーケンス、消費電力解析ツール「Power Theater」とIRドロップ解析ツール「COOL Time」にそれぞれ新機能を追加

第44回DACに出展していた、Sequence Design社のブースレポート。

シーケンスは、今回のDACにて消費電力解析ツール「Power Theater」の新たなオプション機能「Power Theater Explorer」を発表。この新機能は、デザインのビジュアル化によるデバッグ効率の向上を目的としたもので、RTLコードからスケマティックを生成し、ビジュアルな環境下で「Power Theater」の解析結果を元にしたデバッグを行うことが可能。OpenAccesを利用したデータインタフェースや波形ビューワも備えられているという。

また、シーケンスは、スタティックおよびダイナミックなIRドロップ解析を行う「COOL Time」にも2種類の新機能を追加。一つはパワーゲーティングを詳細に解析する「COOL Time PGA」。こちらは、既にSTARCでの評価が完了しており、STARCのデザインフロー「STARCAD-CEL」への採用が決定している。

もう一つの新機能は、スイッチング ノイズを解析する「COOL Time SSN」。こちらは出力バッファの同時スイッチング ノイズを解析可能で、既に評価を終了し導入を決定した日本顧客もいるという。

話によると、いずれの新機能も今年のQ3に正式リリースされる予定との事で、現在各社で製品評価が進行中。ここ最近の日本での実績については、「Power Theater」を中心にかなり順調との事で、昨年度はワールドワイドで売り上げ18%アップを達成したと聞いた。

※シーケンスデザイン株式会社
http://www.sequencedesign.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2007/07/03 )

 

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