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【DAC続報】Incentia、STAを使いながらリーク電流を削減>>STA「TimeCraft」にECO機能を追加

第44回DACに出展していた、Incentia Design Systems社のブースレポート。

Incentiaは、今回のDACでスタティック・タイミング・アナライザ「TimeCraft」の新機能を発表。リーク電流の最適化による消費電力の削減を実現するという新たな「ECO機能」は、既に製品に実装されておりテープアウト実績も有ると言う話。この機能を用いることで、STAを使いながらデザインのLowPower化が可能になるという。

話によるとIncentiaは、現在SSTAの開発を進めているとの事で、現在のところSTAからSSTAへの移行に向けて現フローでもすぐに利用できるOCV緩和機能「TimeCraft-LOCV」を提供中。この機能はNECでも採用されているもので、ワーストケースをベースとしたばらつきの悲観的な見積もりを緩和。ロジック段数や配線距離の情報からばらつき考慮の解析を実行できるという。※OCV:オンチップバリエーション

Incentiaは、台湾人のIhao Chen氏が社長を務め、開発メンバーを含む社員の多くが台湾人という事で、台湾ではメジャーな存在として多数の顧客を抱えているとの事。日本ではNECをはじめ6?7社が「TimeCraft」を導入していると聞いた。

※Incentia社製品に関する詳細は、日本代理店の丸紅ソリューション株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.msol.co.jp

※Incentia Design Systems社
http://www.incentia.com

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2007/07/03 )

 

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