第44回DACに出展していた、Semifore社のブースレポート。
Semiforeは、昨年1月に設立されたばかりのスタートアップ。ブースでは「CSRCompiler」という制御レジスタの生成ツールを展示していた。
「CSRCompiler」は、同社の開発した専用のレジスタ仕様言語「CSRSpec」で記述されたアドレスマップから、ハードウェア開発向けの合成可能なRTL、ソフトウェア開発向けのC/Perlのヘッダ、検証用のC、Vera、Verilog、デザインチーム向けのHTMLページやドキュメントを出力する事ができるツールで、ハード/ソフト異なるチームにおけるレジスタ回りの設計を一元管理・効率化するもの。
デナリが提供している「Blueprint」に良く似ているが、違いを聞いたところ、デナリのレジスタ記述言語「SystemRDL」よりも「CSRSpec」の方が遥かに書き易く再利用性も高いという事だった。入力としては、デナリの「SystemRDL」もサポートしているほか、IP利用向けに「Spirit IP-XACT XML」にも対応。ユーザー既存のアドレスマップをインポートするサービスも提供しているらしい。
CEOのRichard Weber氏に聞いたところ、既に北米で数社の顧客がいるが日本での実績は無し。未だ日本向けの販売ルートは無いが日本市場には注目しており、間もなく日本語をサポートする予定との事だった。
尚、同社は、6月14付で英Cambridge Display Technologyが「CSR」製品を導入した事を発表している。
※Semifore社
http://www.semifore.com
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