今年のテクニカル・プログラムは、ESL、DFM、Power関連を中心に161の技術論文(提出数は713)が発表される予定で、その他、スペシャルセッション、パネルセッション、チュートリアルなど、今回のDACのテーマとなっている「車載エレクトロニクス」に関連するセッションが多数。初日の基調講演では、ゼネラルモーターズ 研究開発及び戦略立案部門バイスプレジデント Lawrence D. Burns博士が「Designing a New Automotive DNA」と題した講演を行なった。
展示会の方では、今年は計249社が出展(昨年は252社)。やはり話題に事欠かないのは、ESLおよびDFM系ベンダで、ESL系ではバーチャル・プラットフォームのコーウェア、VaSTやCarbon、Mirabilis、Target Compiler Systems、Mimosysなどがそれぞれ新たなソリューションを展示。再び盛り上がりつつある動作合成関連では、NECが今年も「Cyber Work Bench」を展示するほか、マグマのインプリメントツールと繋がったForteの「Cynthesizer」、動作合成用のIP展開を進めるBluespec、消費電力考慮の動作合成を打ち出すChipVision、実績ナンバー1と言われるメンターの「Catapult」、新興動作合成ベンダのMimosys、AutoESLなど多数のEDAベンダが出展する。
DFM関連では、BlazeDFM、Brion、Cadence、Clear Shape、Magma、Mentor、Ponte、Silicon Canvas、Synopsys、TOOLなど各社が最新のソリューションを展示。Power関連では、Calyotoの新製品「PowerPro CG」やSequenceの新製品「Cool Time SSN」、ArchProの「Maveric」などが見逃せない。