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マグマ、新製品歩留まりシミュレータ「Quartz Yield」をPDF Solutionsと共同発表>>「Quartz DRC」と「Quartz LVS」も新機能を追加

2007年5月21日、マグマと製造面での歩留まり改善ソリューションを手掛ける米PDF Solutions社は、新製品の歩留まりシミュレータ「Quartz Yield」を共同発表した。

プレスリリース:http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2007052102.htm

「Quartz Yield」は、マグマのフィジカル・ベリフィケーション・ツール「Quartz DRC」と、PDF Solutionsの歩留まりモデリング環境「pDfx」の組み合わせによって生まれた両社の共同開発製品で、シミュレーションによってレイアウト特性の歩留まりの影響を正確に予測。歩留まりを最適化するためのインプリメンテーション環境向けの数値化されたガイダンスを生成することができる。

マグマは以前からPDF Solutionsとの強力なパートナー関係があり、「pDfx」の扱う歩留まりデータを「Blast Fusion」に組み込んだ、DFY考慮のインプリメンテーションフローを実現していた。同ソリューションは、マグマの「Blast Fusion」ユーザーに限定されたものであったが、今回発表された「Quartz Yield」のシミュレーション結果は、他社のインプリメント環境でも利用可能なため、環境を選ばずツールを利用することができる。

また、マグマは同日、フィジカル・ベリフィケーションツール「Quartz DRC」と「Quartz LVS」の新機能についても発表。

プレスリリース:http://www.magma-da.co.jp/newsandevent/press/2007052103.htm

両ツールの新機能として以下の5つを追加。自動インクリメンタル・チェッキングは、レイアウトデータの変更箇所自動検出し、変更部分だけをインクリメンタルにチェックするという機能で、顧客ベンチマークではTATを7倍改善。ダイレクト・ストリーミングは、マルチコア・プロセッサの長所を活用する技術で、ハードウェア・コストを大幅に削減できるという。

■自動インクリメンタル・チェッキング
■ダイレクト・ストリーミング
■DFMホットスポット解析
■電子DFM解析
■自動DFM修正

尚、今回発表された新機能のうち、既にリリースされている機能は自動インクリメンタル・チェッキング機能のみ。その他の機能は限定リリース中で、先に挙げた新製品「Quartz Yield」も現在のところ特定顧客のみに提供されている。

※いずれの製品も第44回DACにて展示される予定。製品に関する詳細は、マグマ・デザイン・オートメーション株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.magma-da.co.jp

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2007/05/23 )

 

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