2007年5月14日、ESLツール大手のコーウェアは、富士通株式会社が、次世代SoC設計フロー向けに「CoWare Virtual Platformプロダクトファミリ」を採用したことを発表した。
プレスリリース:http://www.coware.co.jp/news/2007/2007.05.14.html
発表によると富士通は、従来よりもソフトウェアの重要性が高まる、次世代のASIC/SoC設計フローの最適化に向けてコーウェアのESLソリューションの導入を決定。
具体的には、ソフトウェア開発のための「CoWare Virtual Platform」、SystemCベースのモデリング環境「CoWare Model Designer」、プロセッサ・バスなど設計用のSystemC IP「CoWare Model Library」といったコーウェアのツール・ライブラリ群を自社のESLフローに統合していくという。
尚、発表には富士通の長谷川隆氏が次のようにコメント。
「ハードウェアとソフトウェアのコンカレントな設計フローを可能にするESL設計メソドロジは、次世代SoCを設計する上で重要であると富士通は考えています。ESL設計にOSCI TLM2のような標準規格を使用することにより、さらに必要性が唱えられている業界全体の互換性を実現することも可能です。コーウェアのVirtual Platformプロダクトファミリは、弊社の構想や目標に適していることがわかりました。」
同氏は、OSCIのVice-Chairmanを務め、現在、JEITA SystemCタスクグループの主査として活躍している。
ちなみにコーウェアは、明日から開催されるESEC(組込みシステム開発技術展)に出展。展示予定の「CoWare Virtual Platform」は、同展示会恒例の「LSI・オブ・ザ・イヤー」の設計環境・開発ツール部門でノミネートされているという。
※「CoWare Virtual Platformプロダクトファミリ」に関する詳細は、コーウェア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp
※ESEC(組込みシステム開発技術展)
http://www.esec.jp
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