2007年5月7日、ESL合成ツールを手掛ける米BlueSpecとハードウェアベースの検証環境を手掛ける仏EVE社は、両社の製品をインテグレーションした新たなESLソリューションを発表した。
プレスリリース:http://www.bluespec.com/news/BluespecEVE050707.htm(英文)
発表によると今回BlueSpecは、トランザクションレベルのシステムレベル設計用IP「AzureIP」をEVEのハードウェアベース検証環境「Zebu」向けに最適化。「AzureIP」をESL合成ツール「Bluespec Compiler」でRTLに合成し、それをダイレクトに「Zebu」上で検証するというフローを構築した。
従来、「Zebu」のようなハードウェアベースの検証環境は、ある程度バグの取り除かれた高品質なRTLコードを高速検証する手段として、設計の終盤で利用される事が多かったが、今回両社の発表したソリューションを利用すれば、高精度なトランザクションレベルのモデルを設計の早期段階で合成・マッピングし、ハードウェアベースの検証環境を用いて高速に検証する事ができるようになる。
尚、今回の発表と合わせてBluespecは、システムレベル設計用IP「AzureIP」にARM社のAMBA AXIおよびAHB、OCP-IPなどを含む新たなブロックが追加された事も発表している。
プレスリリース:http://www.bluespec.com/news/AzureIPFabric050707.htm(英文)
※両社のインテグレーション・ソリューションに関する詳細は、日本イブ株式会社にお問い合わせ下さい。(Bluespecは今のところ国内販売ルート無し)
http://www.eve-japan.co.jp
※Bluespec社
http://www.bluespec.com
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