2007年5月21日、Multi-Voltage RTLシミュレータ「MVSIM」を手掛ける、米ArchPro Design Automation社は、新製品となるマルチ電圧デザインの検証環境「MaVeric」を発表した。
プレスリリース:http://www.archpro-da.com/uploads/DAC_MAVERIC_PRESS_REL_VER_MAY_18.pdf(英文)
「MaVeric」は、同社の既存製品「MVSIM」と静的なマルチ電圧ルールチェッカー「MVRC」の機能を全てカバーする、マルチ電圧デザインの統合検証環境で、デザインのアーキテクチャから電圧状態をプロファイリングする機能と精度の高い検証機能によって、インプリメンテーション前にRTLおよびネットリストのレベルでマルチ電圧問題を発見。早期問題解決を実現する。
ツールの入力はRTLまたはネットリストで、アサーションの自動生成機能やアサーションカバレッジ機能なども用意されるほか、デバッグ環境も装備。標準化の進む2種類のパワーフォーマット「CPF」、「UPF」もサポートしているという。
尚、翌22日に行われた発表によると、ルネサステクノロジが最新の90nm、モバイルプロセッサの開発で同社のソリューションを活用。ビデオや電話通信、3D Javaゲームといった複数のアプリケーションに加え、WCDMA、GSM/GPRSといった標準規格にも対応する複雑なチップ構成の最適なパワーマネンジメントを実現。RTLレベルでのPower Scheme検証に加え、デバッグにおいてもArchProのソリューションが役立ったとしている。
※新製品「MaVeric」第44回DACにて初披露の予定。ArchPro社製品に関する詳細は、アーチプロ デザイン オートメーション インクまでお問い合わせ下さい。
http://www.archpro-da.com/jp
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