2007年3月1日、仮想プロトタイピング向けのソリューションを手掛ける米Carbon Design Systems社は、自社の仮想ハードモデルがコーウェア社のESL環境で利用可能になった事を発表した。
プレスリリース:http://www.carbondesignsystems.com/corpsite/company/index.html(英文)
Carbonによると、今回コーウェアのESL環境「Platform Architect」とのプラグ アンド プレイを実現したのは、「SOC-VSP」によってRTLから生成されるサイクル精度の各種ハードウェアモデルで、両社共通の顧客は、それらカーボンのモデルをドラッグ アンド ドロップでコーウェアの環境に取り込み、システムの仮想検証に役立てる事ができるようになる。
このプラグ アンド プレイ機能は、コーウェアが開発し無償公開しているSCML(SystemC Modeling Library)を利用する事で実現されたもので、今年1月には、Carbonの競合に当たる英Tenison Design Automation社も同じ手法で自社モデルのコーウェア環境対応を発表している。
コーウェアのSCMLは、元々コーウェア・ユーザに向けて用意されたものであったが、昨年7月にオープンソースとして公開された事もあり、今回のCarbon社のようにEDAベンダが活用するケースも出始めてきている。これは、SystemCベースのESLソリューションにおけるコーウェアのシェアの大きさを表していると言っても過言では無い。
※「SOC-VSP」に関する詳細は、カーボン・デザイン・システムズ・ジャパン株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.carbondesignsystems.co.jp
※「Platform Architect」に関する詳細は、コーウェア株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.coware.co.jp
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