2007年1月29日、フィジカル設計の最適化ツールを手掛けるEDAベンチャー、米Athena Design Systems社は、ベンチャーキャピタルから新たに400万ドルを調達。第2ラウンドの資金調達を完了したことを発表した。
今回Athenaへ出資したのは、既存の投資家であるThe Woodside Fund、Asset Management Company、Draper Richardsのほか、新たに投資に加わったPhillipCapitalとNTTファイナンスの計5社。今回の投資によって同社の調達総額は820万ドルとなった。
Athenaは、フィジカル設計における解析の専門家Dimitris Fotakis氏によって2003年に設立された会社で、カリフォルニア州サンタクララに本拠を置く。
同社は、昨年3月に配線ツールと一緒に動く、マルチプロセッシング・プラットフォームを利用したレイアウト最適化ツールを発表。未だ製品化には至っていないが、昨年7月のDACでも注目を集めていた。今回調達した資金は、製品の世界的なロールアウトに向けて使用される予定だという。
ちなみにNTTファイナンスは、先頃アナログ/RF向け解析ツールの米Berkeley Design Automation社にも投資したばかり。
※関連ニュース:
NTTがアナログ/RF向け解析ツールの米Berkeley Design Automation社に出資?松下電器に続き国内2社目
http://www.eda-express.com/news/?m=p&idno=821
※Athena Design Systems社
http://www.athenads.com
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