2006年1月8日、シノプシスは、ルネサステクノロジがSystemVerilogベースの検証環境の構築にあたり、シノプシスのシミュレーション環境「VCS」とVMMメソドロジを採用した事を発表した。
※VMM:Verification Methodology Manual for SystemVerilog
プレスリリース:http://www.synopsys.com/news/announce/press2007/snps_renesas_pr.html(英文)
発表によるとルネサスは、独自の高速オンチップ・バス「SuperHyway」を用いた先進のSoC検証環境の構築にあたり、SystemVerilog言語、「VCS」シミュレータ、「VMM」メソドロジを採用。エンジニアによるSystemVerilogの言語習得とVMMの学習から開始して、約9ヶ月間で新しい検証環境の構築を実現した。
新たな検証環境には、キー・コンポーネントとして、アサーションベースのプロトコルチェッカー、トランザクションチェッカー及びスコアボード、トランザクションレベルのイニシエーター及びターゲットモデル、カバレッジ記述、既存テスト資産とのインタフェースなどが含まれており、全てVMMメソドロジに則りSystemVerilogで作られているという。
ルネサスでは、拡大する新たなニーズについていくために、「SuperHyway」の検証環境の改善に着手。新たに構築したVMMベースの検証環境は、既存環境の3分の1程度のコード記述量で実現でき、その階層的なアーキテクチャによって、メンテナンスや拡張も容易。既にトランザクション・レベル・モデリング、カバレッジ・ドリブンの制約条件つきランダム検証など、VMMメソドロジによる数々のメリットを確認しているという。
※「VMM」および「VCS」に関する詳細は、日本シノプシス株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.synopsys.co.jp
※VMMユーザサイト
http://vmmuser.org/wiki/index.php/Main_Page
※株式会社ルネサステクノロジ
http://japan.renesas.com
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