EDSF2007に出展していた、テンシリカ社のブースレポート。
テンシリカは、昨年12月に7代目となる新コンフィギュラブル・プロセッサ「Xtensa LX2」と「Xtensa7」をリリースしたばかり。今回は、それら新しいプロセッサコアの新機能と、先日発表したばかりのコーウェア社との連携について説明していた。
聞く所によると、テンシリカは新たなコア向けに開発環境もバージョンアップ。ソフト開発者の高速検証ニーズに応え、これまでサイクル精度のみだったISSに「TurboSimモード」をオプションとして用意。この「TurboSimモード」を使えばこれまでのISSよりも40?80倍高速なトランザクションレベルのシミュレーションが実行できるという。
尚、テンシリカは、2007年1月30日付で顧客との契約に関する2件のプレスリリースを発表。
一つは、「Xtensa LX2」コンフィギュラブル プロセッサに対するソーニーのライセンス更新の発表。
プレスリリース:http://www.tensilica.co.jp/html/press/Sony-0130.html
もう一つは、顧客であるセイコーエプソンとの新たな複数年契約に関するもので、発表によるとセイコーエプソンは、同社の新しいREALOIDプリンタ・エンジン・チップ用としてテンシリカの「Xtensaプロセッサ・コア」に対する長期の複数年ライセンス契約を締結。
エプソンは既に第一世代のREALOIDチップにテンシリカの「Xtensa LX」を使用しており、半分以下の開発費でインクジェット・プリンタの印刷速度を3倍に高速化する事に成功。同チップは、最近発表されたカラリオ複合機PMシリーズも含む、エプソンの最新写真対応インクジェット・プリンタとプリンタ複合機(MFP)に使用されているという。
プレスリリース:http://www.tensilica.co.jp/html/press/SeikoEpson-0130.html
※テンシリカ製品に関する詳細は、テンシリカ株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.tensilica.co.jp
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