2007年1月18日、レイアウト表示プラットフォームを手掛ける日本のEDAベンダTOOL株式会社と、リソグラフィ検証システムを手掛ける米Brion Technologies社は、DFMソリューションを強化する両社製品の統合を発表した。
プレスリリース:
http://www.tool.co.jp/NewsItem/Lavis/News20070118Jp/view(TOOL社 日本文)
http://www.brion.com/pressPR_Details.asp?id=79(Brion社 英文)
発表によると両社は、レイアウト表示プラットフォーム「LAVIS」とリソグラフィ検証システム「Tachyon」を組み合わせる事で、大規模レイアウトデータの高速表示、リソグラフィ検証、編集をシームレスに実行できる統合環境を開発。ホットスポット対策を効率化するDFMソリューションとして、顧客に提供する。
具体的には、「LAVIS」と「Tachyon」がツール間のデータのやり取りも含めた形で統合され、ツールを利用する設計者は、「LAVIS」で表示したレイアウトデータの特定箇所を「Tachyon」でシミュレーションしたり、「Tachyon」でのシミュレーション結果を「LAVIS」で確認・修正する事が可能となり、ホットスポットに対して、データ変更を行いながら、短時間に繰り返しシミュレーションを行う事ができるようになるという。
TOOLの「LAVIS」は、超大規模データの高速表示に限らず、データの部分編集も可能なマルチ言語対応のレイアウト表示プラットフォームとして、国内企業はもとより海外のファウンドリにも納入実績があり、大手レイアウト系ツールとのインテグレーション実績も多数。一方、Brionの「Tachyon」は、OPC処理とRET/OPC検証を行うハブリッドなリソグラフィ計算システムとして、その処理速度の速さと精度の高さに定評があり、僅か数年でシェアを急拡大。事業は継続されるが、間もなくオランダのASML社に2億7000万ドルで買収される予定となっている。
尚、発表された両社製品の統合環境は、来週開催されるEDSFair2007にて展示される予定。
※「LAVIS」に関する詳細は、TOOL株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.tool.co.jp
※「Tachyon」に関する詳細は、ブライオンテクノロジーズ株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.brion.com
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