2006年12月4日、コンフィギュラブル・プロセッサを中心としたプロセッサ・コアを手掛ける、米テンシリカ社は、コンフィギュラブル・プロセッサ「Xtensa」シリーズの最新製品「Xtensa LX2」および「Xtensa7」のリリースを発表した。
プレスリリース:http://www.tensilica.co.jp/html/press/XtensaLX2_Xtensa7-1204.html
テンシリカの「Xtensa」は、アーキテクチャが固定された一般的なプロセッサ・コアと違い、アプリケーション専用の命令をユーザが追加することが出来る「カスタムプロセッサ・コア」で、優れた性能と合わせて自動化された設計環境には定評がある。
今回発表された「Xtensa LX2」および「Xtensa7」は、「Xtensa」の第7世代製品で数々のアーキテクチャ改良に加え、ライセンス可能なコアとして業界初となる「ECC(Error Correcting Code:エラー訂正コード)」オプションを用意。データの保全性とエラー耐性を強化し、ストレージ、ネットワーク、車載、トランザクション処理等のアプリケーションでの利用価値を高めた。
性能面では最新の第7世代製品として、最大動作周波数、消費電力のいずれも従来製品よりパフォーマンスが向上され、同等のARM製品と比較しても「Xtensa LX2」、「Xtensa7」ともに優れた性能とより低い消費電力を達成。「Xtensa LX2」のハイパフォーマンス・バージョンでは、ARM 1136J-S同等の性能を半分のダイサイズと消費電力で達成できるという。
製品用途としては、「Xtensa LX2」は、ハイパフォーマンス・アプリケーション向けのコアとして、高速なデータ入出力と強力な演算機能を実現。「Xtensa7」は、コントローラやDSP向けのコアとして低消費電力アプリケーションに最適化されている。
※「Xtensa 7」、「Xtensa LX2」ともに既に製品出荷中。ライセンス料は、「Xtensa 7」のシングル・プロジェクト利用の場合でUS$250.000からとなっている。
※「Xtensa 7」および「Xtensa LX2」に関する詳細は、テンシリカ株式会社にお問い合わせ下さい。
http://www.tensilica.co.jp
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