2006年12月5日、ケイデンスは、ハードウェア、組み込みソフトウェアおよびシステム・レベルの検証を自動化し、システム全体の管理や新しい高性能エンジンと統合した、「エンタープライズ・システム・レベル(ESL)」 検証ソリューションを発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h18-12-052.html
ケイデンスによると、「エンタープライズ・システム・レベル」検証ソリューションは、従来のCベースツールを中心としたESL手法を拡張するもので、ESLオプション機能を持つシミュレータ「Incisive Enterprise Simulator」、検証管理システム「Incisive Enterprise Manager」、アクセラレータ・エミュレータ「Palladium III」を統合することでハードウェア、ソフトウェア、そしてシステム・レベルの自動化された検証手法を提供。システムレベルのあらゆる設計検証を全て収束することが出来る。
「エンタープライズ・システム・レベル」検証ソリューションの最大の特徴は、RTLベースのハードウェア検証を中心としていた従来のケイデンスの検証ソリューションに、組み込みソフトの検証ソリューションが加わった点で、システムレベルのランダム・シナリオを自動生成する機能や、接続アダプタGSA(generic software adaptor)、検証IPUniversal Verification Components (UVCs)などによって、組み込みソフトも含めた高度なシステムレベル検証及びデバッグを実現。トランザクション・レベルのSystemCモデルも活用できるほか、Green Hills Software社、Wind River Systems社、Freescale Semiconductor社、ARM社、MIPS社などの業界標準のソフトウェア・デバッガとの連携利用も可能だという。
※「エンタープライズ・システム・レベル」 検証ソリューションに関する詳細は、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社にお問い合わせ下さい。
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