2006年12月18日、ハードウェアベースの検証環境を手掛ける仏EVE社は、今年7月にサンフランシスコで開催されたDAC来場者に対して実施した、検証環境に関する調査結果を公開した。
※DAC:Design Automation Conference
EVE社調査レポート:
http://www.eve-team.com/download/EVE_DAC_Verification_Survey.pdf(英文)
EVEによると、調査はDAC来場者計617名に対して実施され、EDAベンダ関係者、研究者などを除き計477名のエンジニアの回答を元に今回の調査レポートが作成された。回答者の内訳は、フロントエンド設計者26%、バックエンド設計者23%、フロントエンド検証12%、バックエンド検証8%、システム設計10%、EDA管理・サポート13%、その他はソフトエンジニア、営業、マーケティングとなっている。
発表された調査結果の概要は以下の通り。
※パーセンテージは( )括弧内に表す回答数に対する割合
■ASICまたはSOCの開発に従事 68%(484)
■設計の回路規模が200万ゲート以上 72%(405)
?1000万ゲート以上は25%
■現在の検証環境に満足している 60%(398)
■検証環境に対する改善要求(654)
?処理速度 25%
?使いやすさ 21%
?コンパイル速度 15%
■ハード/ソフトの協調検証を実施 57%(370)
■利用しているハード/ソフトの協調検証ソリューション(358)※予定も含む
?エミュレーター 31%
?FPGAプロトタイプ 29%
?バーチャルプロトタイプ 15%
?ESLツール 13%
?ISS 12%
■ハードウェアベースの検証環境を使用または利用予定 55%(233)
■アサーションベース検証を利用している 49%(365)
※調査結果の詳細は公開されているレポートをご参照下さい。
※日本イヴ株式会社
http://www.eve-japan.co.jp
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