2006年12月20日、ケイデンスは、グローバル・シンセシス・テクノロジを備えた論理合成ツール「Encounter RTL Compiler」の最新バージョン6.2を発表した。
プレスリリース:http://www.cadence.co.jp/news/h18-12-20.html
ケイデンスによると、新しい「Encounter RTL Compiler」バージョン6.2は、画期的なグローバル・フォーカス・アルゴリズムによりその合成能力が大幅に改善され、社内テスト及びユーザ設計データ20件以上で試した結果、既存のバージョンよりも、タイミングやチップ・サイズで平均5%、消費電力で10%の品質改善を実現。合成実行時間は、30%から最高50%も短縮する事ができたという。
「Encounter RTL Compiler」は、独自のグローバル・シンセシス・テクノロジによって、デザイン全体のタイミング最適化を考慮し、全てのパスを同時に最適化。大規模回路も分割する事無く一括して扱える優れた合成能力を備えている。既にワールドワイドで150社以上の導入実績、250件以上のテープアウト実績を誇り、国内大手に採用事例も多数発表されている。
今回の発表では、ユーザ試用例の一例として米Bay Microsystem社によるネットワーク・プロセッサの開発事例を紹介。同社は新しい「Encounter RTL Compiler」によって、トップ・ダウン方式で150万ものインスタンス・ブロックの合成を実現し、チップ・サイズを最低限に抑えながら、厳しい周波数の目標を達成。製品の市場投入期間を短縮することができたとしている。
※「Encounter RTL Compiler」に関する詳細は、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社にお問い合わせ下さい。
http://www.cadence.co.jp
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